12月分まとめ

336/366
2020年のクリスマス動画、クイズを全員で考えたり、分からない人にヒント出したりしちゃうところ。
337/366
2020年FNS歌謡祭でユーミンと歌った「春よ、来い」
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HELLO NEW DREAMのCM、まだ暗い朝焼けの中で歌う姿。
339/366
HITACHIさんのCM、ミニチュアの家をかわいらしく覗き込む姿。
340/366
明確にグループでいようとしてくれてきたこと。これからもグループでいようとしてくれていること
341/366
格差がほとんどないところ。
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知ったかぶりしないとこ。
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「嵐でした!」のあとにしてくれるお手振り。五者五様。
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華やかな衣装に負けないきらびやかさ。
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ランキングダービー、着ぐるみ着させられてるやつ
あれかわいい
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Mステ、圧巻の11曲歌唱した中で最後に披露された「The Music Never Ends」。
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シンプルな黒い衣装を身にまとったときの「無敵」感。
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「嵐」の曲を愛しているところ。
349/366
ステージでは笑顔でいてくれるところ。
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SNSの使い方。
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メンバーへの愛情表現。
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適当に撮る()プリントシール
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ローラーブレードウィニングラン、なぜだか知らないが連結しちゃうところ
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仲の良さに対してフラットなところ
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共感力の高さ。
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我慢強いところ。
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ウィジェット、デジタル時計を指す姿。
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メンバーが頑張ってると全力で応援し出すところ(対戦であっても)
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クリスマスイブじゃないです相葉雅紀の誕生日ですと言い続ける4人とマイペースにメリークリスマスって言う相葉さんの図
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メンバーといると涙腺ゆるくなっちゃうところ
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生活に溶け込み生活を彩る、何にでも染まれるそのまっさらさ
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番組終わりのインスタ、五人横並びで「ありがとうございました」と更新してくれたこと。
363/366
This is 嵐のパンフレットを作った理由。
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離れていても繋がっていると確信するほどの深い絆。
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五人の真剣勝負が50メートル走なところ。
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キワのキワ、残してくれたメッセージ。

11月分まとめ

302/366
エンタメに注がれる努力と趣向、そして資金
303/366
Party Startersの始まりの瞬間、揃って踏み鳴らすステップ
304/366
Do you…?のイントロ、リズミカルに登場するシーン。
305/366
2018年11月3日、五人でグループの生みの親へ電話し「ありがとう」と口々に言う姿。
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お互いどんな格好、どんなメイクをしていてももはや全然気にしなくなっていたカレー作り。笑
307/366
いくらでも喋りますよ、と言いつつ持て余したフリートークも2回目からはタイムキープしっかりしてくるところ
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アラフェス2020、シングルランキング上位3曲のラインナップ、そしてアルバムの上位3曲に現れた「愛」と「感謝」さえも歩んだ道だと思えるところ。
309/366
SNSを解禁しネットの荒波を航海しながらも地上波番組への心遣いをなくさないところ。
310/366
自グループのグッズを買って積極的に使ってるところ。
311/366
アラフェスのPart2ラスト、(という体)Turning Upを歌い終わり走りながら花火を見上げる姿。
312/366
「一番になって必ず戻るから」と高らかに歌い上げるエナジーソング。
313/366
デビューから20年経っても21年経っても「自身初」の記録を打ち出し歴史を刻んでいくところ。
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普段と違う状況でも堂々と、粛々と歌い上げたJourney to Harmony。
315/366
「際の際まで」そばにいてくれるところ。
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諦めが悪いところ
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Do you…?のアウトロに合わせて突き上げられる腕と決めポーズ。
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それが面白かったからこそスペシャルでレギュラー企画となった初期のBABA嵐。
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ジェスチャー嵐で如実になる「理解力」。
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狭い廊下でちっちゃく踊ってるダンス
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2018年、2019年と紅白歌合戦を終えたその足でジャニーズカウントダウンコンサートに駆けつけてくれたこと。
322/366
ファンに向ける言葉はいつだって強く優しいところ。
323/366
年賀状のCM、穏やかに文章をしたためている雰囲気。
324/366
マジカルバナナやってるとき
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古今東西やってるとき
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謎のあだ名
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ソーシャルディスタンス保っためちゃ大きいスタジオで収録してる嵐ジオ、その中身とのギャップ。
328/366
いつだって「何ができるか」考え続けてくれるところ
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パンダ、フワちゃん、メイドさん、オバケ兄弟×2で改めて挨拶しちゃうところ
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ひたすらまっすぐ百年先も愛を誓ってくれるOne Love。
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五人で踊ることを考え四人に振り付けをしてる大野智と、その振り付けを割とすぐに理解し踊る四人の図。
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アウェイをホームにする圧倒的な華やかさと身近さを併せ持つところ
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智の描いたお花の衣装でジャニーズメドレーに参加するところ。
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WITHでそれぞれがプロデュースしたお写真。
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無責任ヒーロー歌おうが何しようが責任感しかないところ。

10月分まとめ

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ひみつの嵐ちゃん最終回、荷物の多さやバッグの種類でさえ個性が出るところ。
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メンバーが「この5人」であることを譲らないところ。
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スワロフスキーのあしらわれたお衣装をさらりと着こなすところ。
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インスタやYouTubeでするコメントがいちいち可愛いところ
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「悲しみや喜びをわかってくれる人が4人いる」共通認識。
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カップリング含め、有名でない楽曲も名曲揃いなところ。
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声。
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夢を持ち続けていること。
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2021年嵐の年賀状で映っている、穏やかな微笑み。
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グッズを雑に扱えちゃうところ。
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嵐を旅する展覧会、個性が際立つそれぞれのお部屋。
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Fake itで堪能できる吐息。
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メンバーに褒められるとガチ照れしちゃうところ。
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笑いの沸点が謎なところ。笑
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過去に縋らないところ。
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メンバーに会える、ということを喜ぶところ
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妬み嫉み僻みを見せないところ。
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五人揃わないと「嵐でーす」って自己紹介しなかった2019年の24時間テレビ
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休日が好きなところ。
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先輩からは「社交的」と言われる人当たりのよさ。
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毎日のように新しい姿を見せてくれるところ。
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相手の知名度や立場で対応を変えない人間力の高さ。
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アナログゲームとの親和性。
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サプライズ(する方)が好きなところ。
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小芝居。
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Party Startersのリリックビデオ、五人並んで走ったり歩いたりしてるアニメーションが似合うところ。
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誰よりもまず自分たちが楽しんでパフォーマンスしてくれるところ。
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辛いもの食べて汗かいたり脱いだり、暑がってるところ。笑

9月分まとめ

245/366
ドン引きのハードスケジュールを素知らぬ顔で、高クオリティでこなしてみせる気力と体力
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グループ初のミリオン達成の際、FC動画にて「ありがとう」「おめでとう」を繰り返し伝えてくれたこと。
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「驚かせる」は「ドッキリ」ではなく「サプライズ」なところ
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謎の組体操
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トレンドに入らない「嵐」にもハッシュフラッグをつけてくれる、グループ名への愛情深さ。
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(話す人にとっての)大事な話を聞くときの真剣さ、真摯さ
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土砂降りの「嵐」が似合ってしまうところ
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絶えず「楽しみ」をくれるところ。
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このご時世でも小さな丸い円に入ってくださいと密を提示されちゃうところ。
提示してくださった方、ありがとうございます
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Whenever You Callのジャケット、都会の夜景をバックに、世界を手中にした(主観)姿
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認知度。
知られている、は好きの条件ではないけど理由ではある。グループの名前を出せば、大抵の人と同じものを想起できる特別さ。
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ちょいちょい出される情報の過多具合。笑
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過去VTRを見ているときの優しい面持ち。
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「今」が最高にかっこいいところ。
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ひとつひとつのお仕事をしっかり担い、名だたる企業さまから信頼を受けているところ。
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もはや慣れ親しんだ商品発売時などのサーバーダウン。今となってはサーバーダウンしないと不安になります()
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お知らせなどをした後、みんな揃って拍手をするところ。
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アイドル誌の表紙、アルバムのジャケ写などでセンターをメンバーそれぞれに回すところ。
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お互いを尊敬し合っているところ。
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seventeenの取材動画、メンバーの名前を英語のノリで呼ぶだけで楽しくなっちゃうところ。
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Whenever You CallのMV、離れた場所で手の振りを練習し歌声を重ねるシーン
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スケッチの企画でもあった、「五人発、五人着」なところ。
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Whenever You Call披露の最後、ジャケットを直す仕草。
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去年のジェットストーム、それぞれの国(都市)の言語で繰り返し「ありがとう」を伝える姿。
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メンバーの名前を出すときに「うちの」と言うところ(雰囲気を出すところ)。
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「Don't You Get it」Mステ披露のときのサングラス姿。
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Whenever You Call発表後、9/25に投稿されたインスタ写真の2枚目。二宮さんがセンターにいると圧倒的に「この人たちはやらん」ってマウント取られてるような気分になるのは私だけですか?(それはそう)
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メンバーが美味しそうにものを食べるとき、当人よりも幸せそうな顔をするところ。
273/366
嵐の他メンバーに間違われても「ああそっか」みたいに受け入れるところ。笑

二宮和也という魅力について

 

二宮さんは夜空みたいな人だと思う。
言い表そうとした当初は「深淵」だった。どこまでも暗くて、広くて、容積の分からない印象を強く持っていた。
けれど二宮さんを知れば知るほど、その内側にはいくつもの煌めきが内包されていた。だからこその「夜空」。
観測する場所、時間、空気の状況などで夜空にあるものはよく見えたり、見えなかったりする。でもそれは夜空が悪いのではなく、あくまで観測する立場の問題で。雲がかかっていようと、ネオンが瞬いていようと、夜空は変わらずずっとそこにある。
それが二宮さんにも言えるんじゃないかな、と思っている次第です。

二宮さんのアイドルとしての側面、役者としての側面、作詞者や作曲者としての側面、嵐の五分の一を担う側面。どれを見たいか。かわいい二宮さんと、カッコイイ二宮さん。優しい二宮さんと、ドライな二宮さん。二宮和也を通して、何を見たいか。それが分かれるからこそ、見える二宮さんも分かれるのだと思う。つまり、見る人の見たいものが見えてしまう気がしている。
知っている星座をすぐ見つけられるような感覚で。

発達したシナプスも夜空を彷彿とさせる。
例えば何年も前に教えてもらった「一富士二鷹三茄子」の続き「四扇、五煙草」を引っ張り出せるところ。
そういう、「知識としてもう一度取り出せる場所」があまりにも広いように感じる。そして「もう一度取り出すまで」のタイムラグがとても短い。
芸人さんの名前と顔、スタッフさんの名前と顔、役割、彼らの呼ばれ方、ネタ、活躍してる場所。それらを繋ぎ合わせて知り、覚えているのは空恐ろしいほどの蓄積量で。それこそ無限の星々に思えてならない。本人いわく記憶力がいいと言われる所以は「意図的にいらない記憶を消してるから」らしい。推し、パソコンですか?


そしてその蓄積量と合わせて、「許容量」も大きい。主に、感情の許容量。
二宮さんは、ほとんど怒らない。怒鳴らない。
どころか、誰かが怒っているとそれを宥める立場になることが多い。これの「誰かが怒っている」を嵐と、ベイストリスナーさんの二通りを紹介したい。

①宮城のコンサートで、機材がうまく動かないことに激怒する松本潤を宥める

これは怒るところなんです。なので潤くんが正しい。だって機材のトラブルとはいえ、それが限りなく「ない」ことを目指すのがスタッフさんなので。トラブルが起きないように起きないように、と慎重に事を進めているならともかく、どうやらそうではない。それは怒って当然。
ただ、これは「嵐」が怒るところなのにも関わらず(演出の総監督は潤くんなので、潤くんが誰よりも怒るのも正解)、二宮さんは宥める。二宮さん本人は「その怒りが見たくて風呂行ってない」とまで言ってたけど、なんなら一緒に怒ったっていい。でもそんなことはしない。
二宮さんは「誰かが怒っていること」に引っ張られることがほとんどない。一緒になって怒ること、怒っている人の影響でイライラすること、がない。むしろ逆に冷静になって怒っている人を宥めたり、怒られている人にその怒りの理由や「これから」どうしたらいいか、さらには怒った人の後々の感情についてフォローに回る。

 

冷え性であることが嫌で温活をするリスナーさんに「冷え性が可哀想」と言い放つ

意味わからなくないですか??(褒めてる)
そもそも「冷え性」とか「乾燥」、そういうものに対して二宮さんは抵抗しない。「乾燥なんて冬しかできないんだから」と謎理論をこねくり回し、手や肌の乾燥を「楽しんで」さえいる。
熱々のおでんで喉を焼いたり、服を着たままお風呂に入ったりのエピソードが聞ける二宮さんワールド全開の「BAY STORM」は関東圏では日曜22時、bayfmでお聞きいただけます、ぜひに。ちなみに二宮さんが好きな曲をかけてくれる上、その曲について語る「ニノフェス」なるものがたまに行われるようになりました。勝訴。


とまあ、とにかく二宮さんは「自分の感情がコントロールできない」ことが本当に少ない。
悲しすぎて泣いてしまう、怒りのあまり怒鳴ってしまう、ハイテンションになり過ぎて失敗してしまう、というところを見たことがない。どこまでもフラット。
けれど、二宮さんの感情はあまりにも深いところで所狭しとせめぎ合っていて、だけど外(表)に出ることがあまりないように思える。
「自分の感情」よりも「自分の感情の一部を見せるか、見せないか」に重きを置いている風に感じて。
その奥行の掴めなさは、すぐ近くに見えているのに実はとても遠い月までの距離みたいで。

「感情が読めない人」は少なくないけど、二宮さんは別に感情が読めない人というわけじゃない。
よく笑うし、ツッコミはキレキレだし、お芝居では涙だって似合う。
だからこそ何にだって(誰にだって)見える、と同時に二宮和也にしかできない表現の仕方がある。

私含め「見ている人に見える二宮和也」と「見ている人には見えない二宮和也」の間にはそれこそ数光年の距離があるんだろう。もう実在しない星が、今日も光だけは届いてるように。

あるようでない、ないようである。
近いようで遠い、遠いようで近い。

まるで禅問答みたいに、裏と表さえすべてが一体化した、ギャップで出来上がった存在。結果、私にとって二宮さんは「夜空みたいな人」となりました。


とても綺麗で、眩しくて、でも暗くて、そして深い。
二宮和也沼、深いです。

 

 

 

 

 

 

浅田家!

浅田家!のこと。

 

感想、というにはあまりにも書き散らかしてしまいそうで、今になってしまいました。とりあえず、いくつかの場面に分けて書いていきたいなあ。
ネタバレふんだんなうえ、事前番組やインタビュー、さらには小説版の浅田家!なども鑑賞済、読了済なので、少し触れることもあります。悪しからず。

兄弟のこと。
兄である幸宏と弟の政志。この二人が兄弟に見えるというのは本当にすごいことで。
弟の「人懐っこい笑顔」に弱いお兄ちゃんは、親のためと言いつつ政志に振り回されている。浅田家の長男が幸宏(この人)でなかったら、破綻していたと言わしめた「ザ・お兄ちゃん」。
けれどよくよく見ると、お兄ちゃんがお兄ちゃんらしいと感じる場面は多々ある。
浅田家のファイルブックを作ってくれるシーンも印象的だが、個人的に一番「お兄ちゃん」を感じるのはお父さんが倒れたシーン。
暗い部屋の中、呆然としたままの政志との対比ですぐに電気をつける幸宏。そしてお母さんの「幸宏、救急車」の声。いざと言う時頼りになるお兄ちゃんなところ、いいですね。
あと政志に何か言うのはいつも幸宏。それが一番成功率高いからこそなんじゃないかな。お父さんの誕生日に帰ってくること、快復祈願しに行くこと、集まってる我が家の中へ「戻るぞ」と言うこと。政志は文句言わずすんなりついて行くの、お兄ちゃんへの信頼が見えてきてかわいい。
それから大人になってから訪れた神社で肩を組むシーン。政志の肩に回された手の親指が撫でるように動くの、「お兄ちゃーん!」となります。弟をちゃんと可愛がってきたお兄ちゃんですアレは…。
ナレーションの当て方も秀逸。「一人の実力で写真家になったと思っているなら〜」と「家族全員を巻き込んで」を、最後の政志演じる二宮さんのナレーションで回収する。「家族と、たくさんの人の思いを借りて」。政志がちゃんとわかってるからこの浅田家!が成り立つ。

 


若菜ちゃんのこと。
いやーかわいい。好きなのは波止場で200万か結婚か詰め寄るシーン。
ここ、序盤の東京に出ていく若菜ちゃんとの違いが大好きなんです。
東京に出ていく若菜ちゃんはキャリーで、踵の高くない靴。東京から政志に発破かけるため戻ってきた若菜ちゃんはハイヒールで小さなリュック一個。この荷物の少なさが、政志に発破かけるため「だけに」を強調しているようで。まだ煮え切らない態度をとる政志を見つめるワンシーンもいいですね。睨んでいるわけでもなく、諦めているわけでもなく。

お母さんからの「追い出してええからね」の声に、「いいえ」も「はい」も返せないのもよきです。
二人でギャラリーに並んでるのも好き。政志のスーツ選んでくれてありがとう若菜ちゃん…会社の面接行くとき着てたスーツの3億倍似合ってる。素晴らしい。スタオベ。ちょっと「かっこいい」って思ってるけど絶対言わない若菜ちゃん最高。
「追い出すからな」と背中叩くのも、「人差し指切るからな」と約束するのも、若菜ちゃんから政志への評価なのがいいです。政志を信じてくれる、政志の写真の力を信じてくれる感じ。


姫野さんのこと。
いいものはいい。この一言にどれだけ救われたか。
自分が面白いと思ったものでたくさん笑ってくれたその人が一人いるのといないのとじゃ全然違うんですよね。
受賞式で嬉しそうな姫野さん、見ていてこっちが幸せになる。


政志のこと。
政志は、「ありがとう」と「ごめん」が言える子なんだなあ、と。それから優しい人。被災地や依頼してくれた家族写真を撮りにいくシーンでは一本の煙草も吸っておらず、家族写真に入るわけでもないのにしっかり自分も家族に合わせた服を身に纏う。
その距離感は絶妙で、家族というひとつのかたちを愛してる姿がそのまま現れていると思う。

そしてここからは、その政志を演じているのが二宮さんということで二宮さんのお芝居にフォーカスを当てて語る。とはいえ私は別にお芝居に詳しいわけじゃない。単にすげえ、となったシーンを挙げていく。


政志演じる二宮さんは、使えるものは全て使ってお芝居をしている。
声、表情、手、背中、瞳、歩き方、仕草。
浅田家の写真ブック、「家」を拾うシーンはその手と「ありがとうございました」の一言だけで期待してたことへの恥ずかしさ、悔しさが滲み出てる。「顔を上げられない」のが伝わってきて本当に切なくなる。

好きなのは「驚き」の表現。
たくみくんの病室に入るとき、当人の置かれている状況を知った驚き。
震災があったことを受け、電話を切りながらニュースを見たときの驚き。
被災地を訪れ、瓦礫の山に呆然とする背中。(車中のシーン、最初に野津町に行く時は窓から色んな建物が見えるのに二度目の訪問では全く建物が見えない。振動で「道の荒れ具合」まで演出するなど細かいところまで作り込まれていて私は嬉しい)
兄弟を撮っていたお父さんを思い出し、そこから得た閃きでの驚き。
さくらちゃん一家の無事を掲示板で知ったときの驚き。

全部違うんですよ…ほんと…ほんとに…。

涙の演技も高く評価されてるみたいですね。
虹の家族のときの、「永遠を願う一瞬」を表した涙、綺麗。


さらには声。
鳥肌が立つのは内海家を撮るときの「撮りますよー」。え、誰?って思った。ここまで、政志の声はずっと政志の声だった。優しい声、不貞腐れてる声、慌てている声。でも「撮りますよー」と「せーのっ」は政志の声じゃなかった。莉子ちゃんのお父さんの声は莉子ちゃんの頭の中に響いたけど、政志の声は響かなかった。この使い分けって一体なに…恐ろしい…。

そして絶対に言いたい、目のハイライトのこと。
莉子ちゃんから内海家を撮って欲しい、と言われたときもそうだけど、二宮さんはハイライトをいつ入れていつ入れないか決められるのか?
上記のシーンは顔を逸らしたり目を伏せたりで「できるとして」、もう1箇所。
掲示板に高原さんたちの情報がなく、歩いている際に写真洗浄のボランティアを見つけるシーン。
ほとんど顔が動いてないんです。動いてないのに、ボランティアやっているその場所を見つけ興味を持った瞬間、目にハイライトが入るんです。え…一筋の光…?
写真を洗う手つきもやばやばのやばでしたね。
水につけ、まずは写真の下側、写っている人の顔ではない部分を優しく擦る。落ちないことを確認してから、写真の大事なところ、写っている顔を先に洗う。そして写真の中心から順に持ち上げ、水を切る。これ教わっているメイキングがあるなら是非見たいです…。

菅田くん演じる小野くんが「消えちゃわないですか」と慌てるシーンもいいですね。気弱ながらも果敢に言葉を重ねることで写真を大事にしていることが伝わってきます。


被災地のこと。
4月に、桜の花びらが舞っていて。だけど誰も気に止めてないんです。そんな余裕がない。
役場もピリピリ、というか忙しそうで。それが9月になると賑やかさが全然別物なんです。まず飛び交ってる声が明るい。「暑いからねー」なんて言い合って。強いなあ、と感じ入るシーンです。


とまあ、予想通り書き散らかりました…でも書けてよかったなあ…。
浅田家!、めちゃいい映画です。(総評)

 

 

彼らの磁力について


磁石の日。なので好きなコンビである磁石コンビ(やまたろコンビ)への愛を叫ぶブログを書いてみた。
書いている人間は嵐の五人が好きで、二宮担で、そして櫻井翔を「生命体イチ美しい」と喚いてます、悪しからず。その上で。とにかく好きなんだ、二人のコンビが。

十月一日なので101個くらい「好きなとこ」を挙げたい気分だが、5個に留めておく。多分長い。

 


①視野が広いところ。
360度包囲していると言われた翔ちゃんと、like俯瞰と歌われる二宮さんのコンビ。その最大の「強み」というか、他のコンビの追随を許さないほどにずば抜けてるのはここだと思う。
対ゲスト、対メンバー。どんなシチュエーションでもどんな人数であっても、そしてハプニングがあってもMCやプレゼンターなどの役割を担える。
翔ちゃんはゲストやメンバーの話を興味深げに聞いて大きくリアクションしてくれるし、二宮さんは足りない言葉やフォローをすかさず入れてくれる。二人でゲストを挟むと、ゲストはめちゃくちゃ「話が上手い」と錯覚しちゃうんじゃないかな?というレベル。
コンサートでも、上の上の上のほーまで「おーい」と呼びかけてくれる翔ちゃんと身体ぜんぶを使ってぴょんぴょんと跳ねたり煽ったりする二宮さん。視野が広いからこそ軌道修正や上位互換が可能。変わらないのに進化するコンビ。


②ファンやメンバーすら置いてけぼりにし二人で遊びはじめちゃうところ。

https://vt.tiktok.com/ZSafr24c/

こういうことである。
①との対比になるこれは、他のコンビがほとんど「無意識に」もしくは「ファンのために」二人の世界に入ることが多いのだが、この二人の空間は恐るべきことに「意識的に、自分たちが楽しいが故に二人の世界に入る」。
繰り返しになるが二人は視野が広く気遣い屋さんである。なのに二人だけの世界に入るとお互いしか気にしていない。「これ見て楽しいのかな?」「需要ある?」は普段とても気にしているのにも関わらず、お互いが笑っていればもうそれでいい、むしろそれがいいというような振る舞い。
磁石コンビはこういうことがままある。若い頃は二宮さんが翔ちゃんに構って構ってと変なダンスを踊ったり催眠術をかけて遊んでいたものだが、30代入った辺りから翔ちゃんからのアプローチが増えたようだ。「楽屋でニノしか遊んでくれない」だそうです。はいはいそうですか。
こういった二人の、いわゆる「おふざけ」はとにかく目立たない。ハダシの未来の間奏でのダンス(2011年頃まで)、ワイルドアットハートでマイクスタンドを片付ける時、迷宮ラブソングで奇数トリオが歌っている隣、Don't You Get it潤ちゃんソロパートの背後。
とにかくたった数秒でものすごく楽しんで、そのあと何事もなかったかのように歌披露に戻る。他メンバーが天然ちゃんと、翔ちゃんに強く言えない潤ちゃんなのでガッツリ放置である。ツッコミ不在。

 

③お互いが弱点なところ。
これの原因は主に翔ちゃんである。とにかく翔ちゃんは二宮さんの評価が高い。ウィンクゲームをすれば「ニノ殺さなきゃ」だし、BABA嵐をすれば「ニノは気づいてんじゃねえかな」と言う。
二宮さんも二宮さんで、翔ちゃんの知識や計算を頼りにしているのか「翔ちゃんが言うならそうなんだろうね」と謎の発言をしている。
お互いのことを分かりすぎて、知りすぎて、話しすぎて、信じすぎている弊害。多分二人とも、お互いに騙されるのはこの上なく簡単だと思う。もっといえば「翔ちゃん(ニノ)が騙そうと思って嘘をつくなら、俺が騙されない方が難しいから仕方ない」くらいの信頼関係。
智も潤ちゃんも相葉さんも磁石コンビに嘘をつくことはできても騙すことはできないイメージ。

 

④見た目とは裏腹な中身、中身を見透かせない見た目
二人とも別系統の「イケメン」であるが、「カッコイイ」か「カワイイ」かの二者択一であれば後者だろう。
翔ちゃんのぱっちりした大きな目は二重の幅や白目の綺麗さまで完璧。ぽってりとした赤い、肉厚な唇はリップクリームと口紅のCMが来ない方が不思議なくらい魅力的。
二宮さんは下唇が少し薄めで、そして色素も薄い。瞳はいつも水分量が多く、琥珀色にゆらめく。切れ長、と言える目なのだろうけど目じりが上がっておらず優しい雰囲気が消えない。
この二人の、内面はしかし嵐の中でも一二を争うほど「男前」なのではないだろうか。智は別枠(ずるい)。
二宮さんも翔ちゃんも、アンチやにわかに対しての心持ちがとにかく「強い」。「どれほどのものか見せてやるよ」「テレビでふと見てくれた人だってファン」、アウェーでこそ本領発揮する二人。緊張しない。

 

⑤5G通り越して5ⅹ20Gか?っていうくらいの思考速度。
結局①と②に返ってきてしまうんだけど、とにかく頭がいい。記憶力と思考力。それを「外」に向ければ①。「相手」に向ければ②。
二人とも頭の良さの方向がかなり違うのに、不思議なところで重なる。出発点が同じなのに到達点が違う。到達点が同じであれば違う場所を出発点とする。そうすることで経過の情報量は増え次点の目標へのアプローチの幅が広がる。
同じ言葉を違うシチュエーションで使ったり、違う言葉でも言わんとすることが一緒だったり。思考回路を共有しているかのような阿吽の呼吸。好きなのはウラアラトークで相葉さんがサイン入りグッズを「使う」と言った瞬間。
「そこなのよ」「そう。ニノ、俺も思った」「ね?」
この2秒。
言われてる当人ポカンとしてるのに磁石コンビだけがフルスロットル。リニアモーターか。


とまあ恐ろしい熱量と文量で磁石が好きだと言いたかったがまあシンプルに二人が嵐といると楽しそうでメンバーが大好きできゃっきゃおしゃべりしてると私が幸せだ
というだけの話でした(そうなの?)


ところで個人的に一番消化できていないのはこのCMなんですが、ツッコミしてくれる誰かはいらっしゃらないんですか?

https://youtu.be/2CEpoSHiq80